ストレス対策への道

こんにちはkeyです!今日はストレスについて考えてみます。まず、ストレス解消の本質って自覚⇒解消だと思うんですけど、意外にこのステップ1の自覚が難しいんじゃないかと思うんです。例えば人間は、「誰かに怒られた⇒友達に愚痴を言う」みたいな行程を踏みがちですけど、そもそもその行程って自動化しすぎて本当に自覚しているか怪しいですよね。だから、ストレス対策の本質の1つは自分のストレスを正確に感知することだと思うんです。でここで研究の出番なんですけど、人間に嫌なことがあった時自分のストレス度を10点満点で採点してもらうんです。そうすると意外にその主観的でしかない採点が後に行ったストレス度を図るテストの結果と似たようなものになったっていう研究があるんです。しかもこれって結構意味があると思うんです。自分の今のストレスを過去のものと比べて、「今回のストレスは4点くらいだな、過去のアレに比べれば、、」みたいな思考ができるようになるんです。つまり、比較対象が無かったただの嫌な出来事が、自分の経験や過去に照らし合わせて冷静な判断が出来るようになるんです。この手法ストレスサーモメーターって言うらしいです。

 

 

 

それで、解消の方法なんですけど、僕は思考の偏りを正すことが良いと思っています。ストレスを感じている時って冷静さを欠いて、過度にネガティブな方向に思考してしまうと思うんです。本当はそこまでの事じゃないのに。例えば、上司や先生に怒られた時に、本当は自分の行動に対して怒っているのに、人間性を否定されたと思う、みたいな。で、よくありがちな思考の偏りみたいなものを少し考えてみます。まず、個人化と外部化です。個人化は全部自分のせい、外部化は全部、他人や環境のせいにする思考です。実際にはこれらのどちらかが100%になることは有り得ません。どれだけ自分の落ち度が高かったとしても、その指示を出した上司や悪い作業環境の影響が0であることはないですからね。

次に、読心です。他人の感情を勝手に推測することですね。前回の人の目を気にしない方法でも書きましたが、他人の感情は予測することそのものに、意味がありません。環境、育ててくれた大人、遺伝子etc全てが異なる無限の他人の価値観はそう簡単は分かりません。

次はラベリングです。レッテル思考とも言いますが、要するに人に勝手なイメージをつけ、そのイメージを持って人格を固定することを意味します。例えば「あの人は○○」、「自分はなんて○○」みたいなやつです。

最後に最もありがちだと僕は思っているのですが、白黒思考です。何事も良いか悪いかを決めつけないと気が済まない思考です。これは割とやってしまいますね。ゲームは悪い!みたいなやつです。どんな人にも長所と短所があるように、どんな物事にも両面があります。その複雑性を理解せず、良い悪い等の二択で決めつけてはいけませんね。

 

 

さて、これら全般に対する対策としては、客観性が大事だと思います。要するに全て認知の歪みによって引き起こされている訳ですから、客観的に見れれば良いのです。そのためにストレスを感じた時考えるべき要素について考えてみます。まず、状況ですね。どんな状況か。次に感情と思考です。自分の感情と、その時自分の頭に何が浮かんだか。例えば「上司は僕を嫌うだろうな」みたいなやつです。そして、ここからが大切だと思いますが、まず根拠。頭に浮かんだ思考が事実に基づいているか、事実のみを考えます。そして反証。頭に浮かんだ思考の反論材料となる事実を考えます。そしてバランス思考。これらの事実を踏まえ、新たにどんな可能性が考えられるか。そして今の気分です。バランス思考の結果少し落ち着いたはずですので、それを感知します。今までの要素をまとめると、要するに事細かな感情の分析とその感情のベースとなる事実、そしてその反証となる事実、それらを踏まえた新たな思考、その結果の気分となっていますね。事実に基づいて思考することで、客観的に分析が出来るようになり冷静さを取り戻すことが出来るのです。人のせいや自分のせいにせず、あらゆること(客観性のある事実)を考え、自分の感情をコントロールしたいものです。ご高覧ありがとうございました!!