プリズンブレイクの勉強法は現実に転用できるのか

皆さんこんにちは、keyです!今回は海外ドラマや洋画などによく登場するある勉強法について言及したいと思います。プリズンブレイクのマイケルスコフィールドは、脱獄する方法を検討する際、メモ書きや新聞記事などを、自室の壁一面にピンで貼り付けて整理、収集していました。これは『プリズンブレイク』に限らず、『羊たちの沈黙』やなんかの、アメリカのサスペンス物、刑事物などで結構目にするシーンです。伝統的な勉強法なのでしょうか。この勉強法の効果と実践結果について今日はお伝えしたいと思います。

 

まず1つ目の利点をご説明します。そしてこの1つ目の利点はかなり効果的であると断言できます。それは目に飛び込んでくる情報の速さです。わかりやすく言うと俯瞰して物事を見ることが出来るということですね。どれだけ優れた参考書やノートでも1度に伝えられる情報の多さには限界があります。しかし、僕は自室の壁一面すべてをその勉強法のために空けていたため、後ほど説明致しますが、ある科目ほぼ全ての情報を詰め込んでいました。人間が物事を理解、暗記する時に大切なのは繋がりです。読書法の所でもご説明しましたが、自分の既知知識や経験と結び付けられた時、人の記憶や理解は強固なものとなるのです。気づいていなかった意外な共通点が見つかったりするものです。

 

 

そして、2つ目の利点は、モチベーションです。人間の感情は一時的なものでありそう長くは続きません。そこで、誰もが自己満的な勉強法を実践するものです。ものすごく綺麗にノートを取るとか蛍光ペンを定規で引くとか、いわゆる勉強した気になった勉強法です。これらの人は世間一般では無意味な勉強法をしているバカと揶揄されますが、本当にそうでしょうか。確かに意味の無い勉強法であればそうでしょう。しかしある程度の効果が認められていて、自分のモチベーションが上がるのであれば立派な勉強法と言えるでしょう。1度やって見ると分かりますが、極めて楽しい勉強法と言えるでしょう。

 

 

ここで、最も大切な注意点を1つお伝えさせてください。この勉強法にはかなり明確な弱点があります。それは、使える範囲が極めて限定的であるということです。僕はこの勉強法に憧れ、かなり複数科目試しましたが、実践的に使えると判断したのはあるひとつのの科目だけでした。その科目とは倫理です。倫理ではあらゆる思想家が登場し、壁にまとめることで、共通点や思想の根幹をなす部分の類似性などが分かりやすくなるため、効果的な勉強法と言えました。しかし、数学や英語などでははっきりいって無意味でしょう。条件としては、まず暗記科目であること。そして、単純暗記ではなく多少の思考を要するもの(衆議院の議員数とかは貼ってもあまり意味なし)です。これらの条件を満たし、自分のモチベーションが上がるのであれば、取り入れる価値はあると思います。ご高覧ありがとうございました🙇